イラスト:エポックタイムズ
美の神秘

あなたの脳が美を求める理由

システィーナ礼拝堂の高い天井の下で、世界中から集まった見知らぬ人々が魅了され、顔を揃えて上を向いて驚嘆しています。ある人は公然と涙し、別の人々は静かな敬意を持って見つめます。この神聖な空間では携帯電話が禁止され、美が隅々にまで浸透しています。観客が上を見上げると、彼らの脳は鮮やかに活性化し、身体は静穏の中に滑り込む—この現象は神経科学者や医師たちを魅了し続けています。

2004年の画期的な実験で、研究者たちは参加者を脳スキャナーに入れ、美しい絵画を見せました。特定の脳領域である眼窩前頭皮質が即座に活性化しました。この専用の神経領域は、時には「美のセンター」と呼ばれ、美の鑑賞が私たちの認知構造に遺伝的に組み込まれていることを示唆しています。さらに、私たちの脳は意識的な思考が形成されるずっと前に、ミリ秒単位で美を認識します。この瞬時の認識は、見れば美がわかるということを示唆しています。

誰もが個人的な美的好みを持っていますが、人類が普遍的に高く評価する美の種類が一つあります—それは脳に共鳴し、私たちの健康に影響を与えるものです。

 

▶ 続きを読む
関連記事
鼻歌、後ろ向き歩き、ガムを噛むだけ。神経科学者が教える、今日からできる脳を鍛える習慣とは?忙しい日常でも続けやすい、意外で科学的な脳トレ法を紹介します。
認知症治療で気になる薬の副作用。実は初期から鍼灸や中医学を併用することで、記憶力の維持や進行の緩和が期待できるといいます。症例とともに、その考え方と可能性を分かりやすく紹介します。
オーストラリアの研究では、70歳以上の高齢者は、普段から音楽をよく聴く人ほど認知症になるリスクが低いことを示した。楽器を演奏する習慣がある人でも同様の傾向がみられる
毎日の食事と生活リズムを整えることが、脳卒中や心筋梗塞の予防につながる――中医学の知恵と現代研究をもとに、血管を守る食材、睡眠・運動・ストレス管理、万一の回復までを実践的に解説します。
約2万8千人を25年間追跡した研究で、高脂肪のチーズやクリームを多く摂取していた人ほど、長期的な認知症リスクがやや低い傾向にあることが分かった。研究者は「脂肪の量ではなく、食品の形や食事全体の質が重要だ」と指摘