中共が海外への浸透を強化 SNSを利用し米国に影響

長年にわたり、中国共産党(中共)は「五毛党」と呼ばれるネット上の世論操作部隊や、海外向け宣伝を駆使して、YouTube上で海外華人コミュニティに影響を与えてきた。最近では、その影響力を英語圏にも拡大している。評論家は、中共がアメリカの言論の自由や法律の抜け穴を利用し、法輪功、民主運動、台湾、チベット人などの団体に対して浸透・嫌がらせを行い、自由社会の正常な秩序を覆そうとし、迫害を海外にも拡大していると警鐘を鳴らしている。

中共は長年にわたりYouTubeで活動し、「五毛党軍団」を通じて海外向け宣伝システムを構築し、海外の華人コミュニティに影響を与えてきた。

YouTubeの人気軍事番組『探索時分』の司会者、周子定氏は、「中共の統一戦線は国民党と中共内戦の時から始まった。当時、多くの知識人が中共に招かれ、中には金銭で買収された者や裏で中共に仕えた者もいた。したがって、統一戦線システムは多層的だ。今も同様の手法が続けられている」と語っている。

▶ 続きを読む
関連記事
カナダ初の「外国影響力登録制度」が施行された。外国政府などを代表して政策決定や政治活動に影響を及ぼす個人・組織に登録を義務付け、違反には最高100万カナダドルの罰金が科される
カナダ国籍の中国系女性を、NATO欧州連合軍最高司令部は第三国のためにスパイ活動を行った疑いで拘束した。過去の就職申請で確認していた不正行為と、カナダの安全審査制度の問題点を探る
中国共産党(中共)が人工知能(AI)を通じて自国の技術基盤や規格を海外に広げる動きについて、米シンクタンクのハドソン研究所は、各国を中国の技術体系に依存させる「技術のわな」を生む可能性があると警告した。一帯一路がもたらしたとされる「債務のわな」よりも深刻な結果につながりかねないとの見方である
カナダ安全情報局は、10月17日の地方選挙を前に、リッチモンド市長と市議会議員全員へ非公開の説明会を開き、中共による候補者への接触や中国系有権者を狙った影響力工作の恐れを警告した
南シナ海をめぐる中国とフィリピンの対立が、学術や教育分野にも波及している。フィリピン国防省は、外国政府が支援する学術・文化事業への審査を強化し、中国共産党による認知戦や影響工作への警戒を示した