2025年4月25日、ルビオ国務長官(Kevin Dietsch/Getty Images)

米国 一部中国人留学生のビザを取り消し

ルビオ米国務長官は28日、中国共産党(中共)と関係のある学生や、安全保障上重要な分野を専攻する中国人学生に対し、アメリカがすでに発給した学生ビザの取り消しを開始すると発表した。また、今後の発給審査も大幅に厳格化する方針を示した。

この措置は、トランプ2期目政権下で進められているもので、国務省と国土安全保障省が連携して実施する。声明では「ビザ新方針は中国優先ではなく、アメリカ優先である」と強調している。

声明によれば、対象は中国本土と香港からの学生で、「中共とのつながりがある者」や「機微な技術や戦略分野に関わる者」が中心となる。また、申請者のSNS履歴などの審査も今後はより厳格に行うとしており、各国の在外米大使館に対しては、学生ビザの新規面接を一時停止するよう指示を出している。

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