FBIのフーバービル( ERIC BARADAT/AFP via Getty Images)

中国研究者が農業テロ菌を密輸か ミシガン大学所属の2人を米当局が起訴

米司法省は6月3日、ミシガン大学に所属する中国人研究者ジアン・ユンチン(Yunqing Jian)とその交際相手のリュー・ズンヨン(Zunyong Liu)を、ビザ詐欺や虚偽陳述、病原体の密輸などの罪で起訴したと発表した。事件は、トランプ政権が中国共産党(中共)と関係のある留学生のビザ取り消し方針を発表した直後に明らかとなった。

起訴状によれば、2人は「フザリウム・グラミネアラム(Fusarium graminearum)」という農作物に甚大な被害をもたらす病原性真菌をアメリカへ違法に持ち込もうとした疑いがある。

検察当局は「ジアン被告は中共の党員であり、党への忠誠を示す証拠が電子機器から確認された」と指摘。ジアンは中共政府の資金提供を受けて、2022年からこの病原体の研究を継続していたという。研究対象であるフザリウム菌は、小麦や大麦、トウモロコシ、コメなどに赤かび病を引き起こし、年間数十億ドルの被害をもたらすことで知られている。さらに、菌が産生する毒素は、家畜や人への健康被害(嘔吐、肝機能障害、生殖異常など)も報告されている。

▶ 続きを読む
関連記事
トヨタ自動車は2026年3月23日、米国ケンタッキー州およびインディアナ州の工場に対し、総額10億ドル(約1587億5600円)の投資を行うと発表した。この投資は、今後5年間で米国に計100億ドルを投じる計画の一部である。
米国土安全保障省の予算が議会で滞っている影響で、全米の空港の保安検査に大きな負担がかかっている。連邦政府は3月23日、不足する空港スタッフを補うため、移民執行に関わる捜査官を空港へ派遣し始めた
米国家情報長官室は18日、世界の脅威について2026年の年次報告書を公表した。34ページに及ぶ報告書は、CIAやNSAなど米国の情報機関が取りまとめ、中国共産党による台湾侵攻が米国および世界にもたらす潜在的脅威を明確に示している。
2月末に開始されたイランの紛争が4週目に突入した。トランプ政権は和平交渉の枠組みを策定しており、その中にはイランに求める6つの保証が含まれていると報じられている。イランはホルムズ海峡の通行を条件付きで引き続き制限しており、国際原油価格は上昇し続けている
米司法省は19日、起訴状を公表し、台湾人2名と米国籍の中国系1名が、米国で組み立てられた高性能コンピュータサーバーおよび統合された米国の最先端人工知能(AI)技術を中国へ違法に転送した共謀の疑いで、米国の輸出管理法に違反したとして告発した。