2025年6月10日、アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプは、ホワイトハウスのオーバルオフィスにて、農務長官ブルック・ローリンズ(左)、内務長官ダグ・バーガム(中央)、行政管理予算局(OMB)局長ラッセル・ボート(右から2番目)、国土安全保障長官クリスティ・ノーム(右)と、今後到来する山火事とハリケーンのシーズンについて議論した。(SAUL LOEB/AFP via Getty Images)

トランプ大統領 州兵は現地の安全が確保されるまでロスに駐留

6月10日、アメリカのトランプ大統領はロサンゼルス市内で続く大規模な抗議活動に対応し、「現地に危険がなくなるまで」国民警衛隊を駐留させる方針を明示した。ホワイトハウスでの記者会見において、連邦政府の対応や軍の派遣について言及し、「もし私が部隊を派遣しなければ、より多くの死傷や破壊が起きていただろう」と強調した。

ロサンゼルスでは先週金曜日以降、連邦政府および移民・関税執行局(ICE)による不法移民への取り締まりに反発する市民が抗議デモを展開している。9日夜にはデモが4日目に入り、市中心部では複数の店舗が略奪の被害を受けた。さらに、週末にはデモ参加者が警察や車両に対して石や物を投げ、複数の車両が炎上するなど、混乱が広がった。警察は胡椒弾(唐辛子など非致死性の弾)、閃光弾、催涙ガスを用いて対処した。

このような事態を受け、トランプ大統領と国防長官は700人の海兵隊員を現地に派遣するよう命じた。アメリカ政府関係者の話によれば、そのうち半数は月曜夜に現地へ到着し、残りも火曜日中に現地入りする見通しである。

▶ 続きを読む
関連記事
注目を集める米イラン高官級交渉が21日、スイスで開幕した。トランプ米大統領は同日、レバノンのヒズボラが問題を起 […]
米イラン交渉は現地時間の日曜日からルツェルン湖畔のビュルゲンシュトック・リゾートで行われる予定である
ホルムズ海峡やレバノン情勢を巡り緊張が続く中、ヴァンス米副大統領が延期されていたスイスでの実務者協議へ出発。ヒズボラとイスラエル軍の激しい衝突が影を落とす中、和平覚書の履行と核問題の進展を目指す
トランプ氏が年内のトルコ・中国訪問を電撃表明。カタールから贈られた新大統領専用機を背に、世界の勢力図を揺るがす「大国外交」への野心を語った。9月の習近平氏訪米を控え、次なる一手は何か
トランプ大統領は6月19日、米国によるキューバでの作戦の可能性について、今年初めにカラカスでベネズエラの指導者 […]