石破首相とトランプ米大統領(写真提供:内閣広報室)

日米首脳 関税問題で協議継続を確認 G7カナナスキス・サミットで会談

現地時間6月16日午後1時(日本時間6月17日午前4時)、カナダ・アルバータ州カナナスキスで開催された主要7カ国首脳会議(G7サミット)の会場にて、石破茂内閣総理大臣とドナルド・トランプ米国大統領が約30分間にわたり首脳会談を行った。両首脳は、日米同盟の強化と「自由で開かれたインド太平洋」の推進について一致し、世界の平和と繁栄に向けた協力を確認した。

今回の会談の最大の焦点は、米国が日本などに課している関税措置の見直しであった。石破首相は、米国による自動車や部品への25%の追加関税をはじめとする一連の関税政策について、トランプ大統領と率直な意見交換を行った。しかし、両国の立場には依然として隔たりがあり、包括的な合意には至らなかった。会談後、石破首相は「双方の認識に相違が残っており、パッケージ全体としての合意には至っていない」と述べた。

両首脳は、今後も担当閣僚同士による協議を継続し、解決策を模索していく方針で一致した。日本政府は、米国の関税措置が日本の自動車産業などに与える影響を重く受け止めており、引き続き国益を守るため粘り強く交渉を続ける考えを示している。一方、トランプ大統領は、自身の高関税政策を改めて強調し、米国の産業保護を最優先する姿勢を崩していない。

▶ 続きを読む
関連記事
茂木敏充外相は22日、事実上封鎖状態にあるホルムズ海峡の安全確保に関連して、米・イスラエルとイランの停戦が実現した後に、機雷除去(掃海)を目的とした自衛隊派遣を検討する可能性に言及した
茂木敏充外相は22日、フジテレビの報道番組に出演し、イランに対して日本船舶のホルムズ海峡通過を個別に働きかける可能性について「いまのところそこまで考えていない」と述べ、日本だけが単独で特例措置を求める考えを否定した
日米首脳会談を通じ確認された日米同盟の「新たな黄金時代」を築く経済安全保障戦略の全貌に迫る
トランプ氏が「DJ」に? 高市総理へ贈った米軍楽隊の「Rusty Nail」に高市総理大感激! 伝説の熱唱エピソードが外交の舞台へ
高市早苗首相は19日(現地時間)ホワイトハウスでトランプ大統領と就任後初となる日米首脳会談を行った。会談が終わった同日深夜、米国連邦議会上院において、高市首相の訪米を歓迎し、日米同盟の重要性を再確認する決議が全会一致で採択された