「黄石博仕肛腸医院」。(スクリーンショット)
「治療」より「売上」。中国の病院で横行する過剰医療の実態…

手術率90%超! 患者の不安につけ込み手術を乱発 “稼ぎ場”と化した中国の医療現場

「手術の必要がない人にまでメスを入れる」──そんな信じがたい医療行為が、中国・湖北省のある病院で常態化していたことが発覚した。

問題の病院は、民間の「黄石博仕肛腸医院」だ。肛門や消化器系を専門とするこの病院では、実際には手術の必要がない患者に対しても、積極的に手術を行っていた。その結果、調査対象となった125件のカルテのうち、113件(約90.4%)で「過剰医療」の問題を確認した。中には、手術が禁忌とされる状態の患者にまでメスを入れていたケースもあった。

さらに検査では、同院の全体の手術率が90%を超えており、地域平均の40%前後を大きく上回っていた。医師らは「今日中に手術しないと危ない」と患者の不安をあおり、初診当日に即手術を実施、手術中には無断で高額な医療材料や薬品に差し替え、事後に「緊急だった」などと説明して、高額な請求を行った事例も確認した。

▶ 続きを読む
関連記事
サムスン電子が中国で家電製品の宣伝に使っていた公式WeChatアカウントが凍結状態となった。外国家電ブランドが近年、中国市場で相次いで後退している
台湾国防部は23日、中国初の電磁カタパルト搭載空母「福建」が台湾海峡を通過したと発表した。中共軍の空母による同海峡通過は4月以来。台湾軍は全行程を厳重に監視したとしている。
中国で7月1日から施行される「民族団結進歩促進法」。中共の監視や国境を超えた弾圧がさらに世界へ広がる恐れがあるとの警告が出ている
中国経済が不振にあえぐ中、習近平は米国とのハイテク競争に突き進んでいる。英独メディアは、その姿をソ連末期の宇宙競争になぞらえ、経済をさらに圧迫する危うい賭けだと指摘
戦狼に対抗するのは「戦猫」だった。台湾の蕭美琴副総統が本紙の独占インタビューで語る対中戦略の真髄。柔軟さと鋭い爪で圧力に向き合う外交の新モデルとは