脳が壊れる酒量
大量飲酒は脳の損傷と早死に関連
ある新たな脳解剖研究によると、重度の飲酒者は、飲酒をしない人より平均で13年早く死亡し、脳血管損傷のリスクが2倍以上高いことがわかりました。
医学誌『Neurology』に最近発表された研究では、約1800人の被験者を調査し、長期的な大量飲酒や過去の長期飲酒が、認知機能の低下や認知症と関連する脳の変化、たとえば神経原線維変化(neurofibrillary tangles)と関連していることを明らかにしました。これはアルツハイマー病や血管障害に関係する異常なタンパク質の蓄積とされています。
研究対象は、死亡時に50歳以上だった人々で、次の4つのグループに分類されました。一度も飲酒していない人、適度な飲酒者、現在の重度飲酒者(酩酊レベル)、過去に重度飲酒していたが死亡前3か月間は飲酒していなかった人です。
関連記事
卵には、記憶に関わる神経伝達物質の材料となるコリンや、脳を支える栄養素が含まれます。認知機能低下やアルツハイマー病予防との関連を、研究と食事の視点から紹介します。
憎しみは、攻撃性や否定的判断に関わる脳の働きを強め、共感を弱める可能性があります。怒りが憎しみに変わる仕組みと、慈悲によって心を立て直す視点を紹介します。
認知症予防の鍵は、座る時間を減らすことだけではないようです。最新研究では、読書や学習など「脳を使う座り方」が認知症リスクの低下と関連することがわかりました。日常の過ごし方を少し変えるヒントを紹介します。
物忘れや疲れやすさは年齢のせいとは限りません。近年注目される「脳の隠れた炎症」は、認知機能の低下を静かに進める可能性があります。脳を守る食事や生活習慣、今日から始められる予防法をわかりやすく紹介します。
スマホの使いすぎは、目の疲れだけでなく注意力や記憶力の低下につながる可能性があります。中医学の3つの体質別食養生と、脳に余白を取り戻す生活習慣を紹介します。