トランプが信頼する新軍事リーダー ダン・ケイン空軍大将の実像と台頭
トランプ政権内で急浮上した軍事リーダー、統合参謀本部議長のダン・ケイン空軍大将の実像に注目する。彼の名はまだ広く知られていないが、近週中にトランプ大統領の最も信頼する軍事顧問としてその地位を確立した。
ケイン氏が頭角を現したのは、6月21日に実施されたイランの核施設に対する米軍の精密攻撃である。『ウォール・ストリート・ジャーナル』によれば、作戦の前、ホワイトハウスの作戦室で、トランプ大統領は多くの高官とともに作戦計画を精査していた。そこでケイン氏は地図を広げ、標的の破壊手順、パイロットの安全確保、さらにはイラン側の反撃を想定した対処法までを論理的かつ明瞭に説明した。
その的確な判断に、同席していた官僚たちは深く頷き、評価の声を惜しまなかった。ケイン氏自身も自信を持って「イラン側は我々の行動に全く気づかなかった」と明言した。
関連記事
トランプ大統領が軽自動車(Kei cars)生産を許可する決定を下した。CAFE基準の撤廃と小型車推進は、メーカーに低価格車の製造を促し、消費者支出1,090億ドルの節約につながる可能性がある
トランプ政権による英語能力規定の徹底で、9,500人超の商業トラック運転手が運転停止に。外国人による死亡事故が背景にあり、資格のない運転手による公道の危険を排除する
米司法省は、2020年大統領選の投票記録提出を拒んだとして、ジョージア州フルトン郡を提訴した。選挙の透明性と有権者名簿管理を巡り、州と連邦の権限を問う動きが全米に広がっている
米下院が可決した2026年度国防法案(9060億ドル)は、対中投資規制・DEI廃止を柱にトランプ色濃厚。ウクライナ支援継続も、強硬保守の不満をよそに超党派で成立へ。中国包囲網を制度化する安全保障の新布石
トランプ米大統領は12月10日、新たな移民ビザ「トランプ・ゴールドカード」の申請受付を開始したと発表した。外国人が100万ドル(約1億5600万円)を支払うことで合法的な永住資格を取得できる