2025年7月10日15時,東京都心の空に見られる積乱雲。(大紀元撮影)

関東で線状降水帯発生の恐れ 気象庁が警戒呼びかけ

気象庁は7月10日、関東地方において同日夕方から夜のはじめにかけて線状降水帯が発生するおそれがあると発表した。これにより、大雨による災害の危険性が急激に高まる可能性があるため、厳重な警戒が必要であると呼びかけている。

気象庁によると、前線が東北地方から日本の東にのびており、11日にかけて関東甲信地方を南下する見込みである。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むことや、日中の気温上昇、上空の気圧の谷の影響によって大気の状態が非常に不安定となっている。そのため、広い範囲で雨雲が発達し、東京地方や千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬各県では、夕方から夜のはじめにかけて激しい雨や非常に激しい雨が降ると予想されている。

関東甲信越で10日に予想される1時間あたりの最大降水量は、50ミリから80ミリ、12時から翌日12時までの24時間降水量は最大120ミリから200ミリと見込まれている。線状降水帯が発生した場合には、局地的にさらに雨量が増えるおそれがある。これにより、低い土地や地下施設の浸水、河川の増水や氾濫、土砂災害の危険性が高まる。特に帰宅時間帯に雨のピークを迎える可能性があり、注意が必要である。

▶ 続きを読む
関連記事
「医療用大麻について、科学が何を示し、何を示していないのかについて、患者には率直な説明がなされるべきだ」と、著者の一人は述べた
中国企業が開発した安価なKVMスイッチ「NanoKVM」を巡り、隠されたマイクや外部サーバーとの通信など深刻なセキュリティ上の問題が判明した
首相官邸の公式HPを装った偽サイトが確認され、内閣官房内閣広報室が12月11日に厳重な注意を呼びかけた。偽サイトは個人情報の入力要求やウイルス感染の危険がある
小野田紀美経済安全保障担当相は12日、自身が選ぶ「今年の漢字」に「推」を選んだ。経済安全保障や外国人政策の推進のほか、「推し」の高市早苗首相が就任したことも理由に挙げた
中国で老舗日本酒「絹乃峰」の商標が第三者に無断登録。同社はSNS上で注意喚起を行い、現在は国やJETROと連携して対応を検討しているという