台湾で異例のリコール投票へ 親中国民党議員の24人が対象
台湾では7月26日に、立法院(国会)に所属する国民党の立法委員24人の去就を問うリコール(罷免)投票を実施する。「中国共産党寄り(親中共)」と批判されてきた議員らが対象で、有権者の審判が下される。
一方で、中国共産党(中共)の官製メディアは、国民党支持を打ち出す報道を次々と発信し、頼清徳総統が「緑色独裁(民進党による一党支配)」を進めていると非難している。ただ、国民党側は中共の過剰な関与が「むしろ逆効果だ」と警戒し、「これは台湾内部の問題だ」と距離を置く姿勢を示す。
ロイター通信によると、頼氏が昨年当選したものの、与党・民進党は立法院で多数派を失い途方に暮れた。その後、野党の国民党が議席優位を背景に、頼政権の反対する法案を相次いで可決し、台湾の防衛力強化を目的とした国防関連予算の削減なども進めてきた。
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台湾国防部は15日、同日午前6時(台湾時間)までの24時間に、台湾周辺で活動する中国共産党軍(中共軍)の航空機延べ26機と海軍艦艇7隻を確認したと発表した。
台湾国防部は12日、11日午前6時から12日午前6時までの24時間に、中国軍機5機と軍艦6隻が台湾海峡周辺で活動したと発表した。このうち軍用機3機は台湾海峡の中間線を越え、台湾北部および南西空域に進入した。これにより、それまで13日間続いていた中国軍機による台湾周辺活動の空白期間は終了した。