欧州議会の機密を中共に漏洩 元議員スタッフら2人に対する公判始まる
欧州議会の情報を中国共産党(中共)側に漏洩したとしてスパイ容疑で起訴された欧州議会議員の元スタッフに対する公判が、8月5日、ドイツ・ドレスデン高等裁判所で始まった。被告は中国系ドイツ人のジャン・グオと、共謀したとされる中国系女性ジャキ・Xの2人。
ジャン・グオ(Jian・ G)は2002年から中共の情報機関のために活動していたとされ、2024年4月に逮捕された。捜査によるとジャン・グオは民主活動家を装いながら、欧州議会やドイツの右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」内部での職務を利用し、大量の政治的機密情報を中国に流していた。ジャン・グオは全ての容疑を否認している。
ジャキ(Jaqi)・ Xはライプツィヒ・ハレ空港の物流会社での職務を通じて、軍事装備品の輸送やドイツ防衛企業の関係者の動向に関するデータをジャン・ グオに提供した疑いが持たれている。2024年9月に逮捕された。中共の情報機関とのつながりについては何も知らなかったと述べた。
関連記事
ノルウェー警察保安局は、同国の宇宙関連情報を収集した疑いで中国籍の女性を逮捕した。現地メディアによると、ノルウェーで登記された企業が中共の情報機関の隠れみのとなり、衛星データの取得を試みていた疑いがある
米FBIのリーザーマン副長官は4月30日、中共がハッカーを外部委託する仕組みはすでに「制御不能」に陥っており、サイバー犯罪者に当局との関係を否定する口実を与えていると警告した
サイバーセキュリティ企業の調査で、中共系ハッカーが、米ワシントンのキューバ大使館のメールシステムに侵入し、外交官68人の通信記録を取得していた疑いが明らかになった
情報筋によると、イタリア政府は、サイバー・スパイ活動に関与し、COVID-19に関する医学研究データを盗み取った疑いのある中国籍の男、シュー・ザーウェイ容疑者を、アメリカで裁判にかけるため引き渡す方針を決めた
米連邦議会下院の中共特別委員会は、中共は、「買えるものは買い、買えないものは盗む」という調査報告書を公表した。中共が合法調達と違法な密輸の両方を通じて、先端半導体とAI開発能力の獲得を進めていると指摘