2025年8月5日、ドイツで中共スパイ事件の公判が開始した。(ドレスデン高等地方裁判所)

ドイツで中共スパイ事件審理開始 軍事・政治情報漏洩の全容

8月、ドイツで中国共産党(中共)スパイ事件の審理を開始。政治・軍事機密の流出、反体制派への監視など事件の全容が明らかにされ注目を集めている。

ドイツ・ドレスデン高等裁判所で中共スパイ事件の公判が始まり、大きな注目を集めている。被告人はドイツ議員マキシミリアン・クラー(Maximilian Krah)氏の元中国系アシスタント郭建と、共犯の疑いを持つYaqi X.である。裁判所は9月末までに13回の公判を実施する予定である。

8月5日の初公判では、調査員が30分かけて14ページに及ぶ起訴状を読み上げ、多くの詳細を明らかにした。内容は、中共がドイツおよびEUの政治・軍事・経済に広範な浸透を行い、在外反体制派を監視していた事実である。

▶ 続きを読む
関連記事
米国人記者トーマス・ポーケン被告が、中共の情報機関員の指示で情報提供や報告書作成を行い、報酬を受け取っていたことを認め、有罪答弁した。量刑は9月1日に言い渡される予定で、最長10年の禁錮刑などが科される可能性がある
ドイツ当局は、中共のために情報収集を行った疑いで中国系ドイツ人夫婦を逮捕した。大学や研究機関の先端技術、軍民両用技術の流出リスクに改めて注目が集まっている
米国がAI半導体「H200」の中国向け輸出を認めた後も、中共当局は国内企業に購入禁止を続けている。専門家は、中国側が規制の隙間を突き、先端半導体や海外の計算資源を迂回利用していると指摘。ファーウェイのチップについても、宣伝色が強いとの見方が出ている
米カリフォルニア州アルケイディア市の前市長アイリーン・リー・ワン容疑者が、中共政府の違法代理人として活動した罪を正式に認めた。量刑審理は10月に予定
ドイツで、中共のためにスパイ活動を行った疑いで夫婦が逮捕された。2人は通訳や自動車業界の関係者を装い、大学や研究機関の教授らに接触。軍事転用可能な先端技術の情報を狙っていた