大紀元独占取材。2023年オーストラリア亡命の元中共公安部スパイ「エリック」が暴露。アメリカ・カナダなどで活動する中共スパイの見分け方を明かす! 独立判断できない曖昧さや会話の動揺が手がかり。カナダは移民政策の緩さから重点目標で、スパイ人員1千人超の可能性も。
近年、中国共産党(中共)による国際的な浸透工作はあらゆる分野に及んでおり、たとえ海外にいても、反体制派の一部は依然として監視の網を逃れられていない状況にある。
ある元中共情報員によれば、アメリカやカナダで活動する中共のスパイを見つけ出すのは極めて困難であるものの、その正体を見抜くためのいくつかの手がかりが存在するという。
2023年にオーストラリアへ亡命し、「エリック(Eric)」という偽名を名乗る元中共公安部のスパイは、潜入任務中に海外の反体制派を監視する任務を担っていたと語る。
英字版「大紀元タイムズ」が2月23日に報じたところによれば、エリック氏は取材に対し「中共のために海外で諜報活動を行っている人物を特定するのは『非常に困難』であり、専門の情報機関でさえも多大な労力を要する」と明かした。
しかし同氏は、独裁国家の情報システムには「構造的な欠陥と本質的な弱点」が存在し、現場の潜入スパイがそれを「完全に克服することはできない」と指摘した。これは、海外の反体制派がスパイを見分けるための一つの手掛かりになるとしている。
エリック氏は「その人物が中共のスパイかどうかを見極めるには、その人が自分の判断で独立して決断できるかどうかを観察すべきだ」と述べた。なぜなら、スパイは特定の問題について上司の指示を仰ぐ必要があり、その場では曖昧な返答をしたり、口頭で一時的に同意するしかない場合が多い。
また、偽装が稚拙なスパイは会話の中で動揺したり、言葉を濁すなどの兆候を見せることがあり、そうしたサインを察知できるかどうかは、個人の経験と直感にかかっているとも語った。
中共による国際社会への浸透について、エリック氏は「カナダは中共にとって『重点目標』の一つである」と指摘した。その理由として、「カナダの移民政策は緩やかで、アメリカに比べて防諜能力が弱く、しかも中共が強く浸透を図ろうとしている『ファイブ・アイズ(5か国による情報共有同盟)』などの重要組織の一員であること」を挙げた。
実際、中国問題専門家のチャールズ・バートン氏は以前、「カナダに駐在する中共の外交官は176人に上る」と明かしている。
エリック氏はさらに、「中央政府だけでなく、中国各省レベルの公安部門も海外に人員を派遣している。中共と協力関係にある人物をすべて含めれば、カナダで中共のために働いている人員は1千人を超える可能性がある」と述べた。
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