(左)五輪金メダリストの全紅嬋選手。(右)“全紅嬋の実家の卵”として販売が呼びかけられた動画。ファンは本物と信じ込み注文が殺到した。(合成スクリーンショット)
音声生成技術の悪用 多くのファンが被害に

中国でAI詐欺 五輪金メダリストを偽装して物販

中国では、AIによる音声生成技術を悪用し、有名選手になりすまして商品を売る詐欺が相次いでいる。確認されているだけでも、飛び込み競技の五輪金メダリスト・全紅嬋(ぜん・こうせん)選手や、卓球の孫穎莎(そん・えいさ)選手、王楚欽(おう・そきん)選手の声が利用された。

問題の偽アカウントは、中国版TikTok「抖音(ドウイン)」に複数の動画を投稿。偽の全紅嬋選手が呼びかける動画には、次のような言葉があった――

「みなさんこんにちは、私はあなたたちの“嬋宝(チャンバオ/全紅嬋選手の愛称)”です。今日はちょっとお願いがあります。お母さんを助けて、家の暮らしを少しでも良くしたいと思って、実家の地鶏卵をファンのみなさんに味わっていただきたいんです……」

▶ 続きを読む
関連記事
中国共産党軍の有力幹部で、中央軍事委員会副主席を務めていた張又俠が拘束されたと伝えられて以降、その所在はいまも明らかになっていない。こうした中、同じく失脚した何衛東の死亡をめぐり、新たな説が相次いで浮上しており、中国共産党上層部で進む軍内粛清の実態に改めて注目が集まっている
北京で「裸官」とされる高官への対応が第3段階に入り、家族の帰国か辞職を求める措置が進展。地政学的リスクや国内安定、資金流出への警戒を背景に、統治体制や人事運営への影響が指摘されている
近ごろ、インドで発生したニパウイルス感染に関する報道が、中国メディアの複数のウェブサイトで相次いで掲載され、関連話題は微博(ウェイボー)上で急速に拡散し、トレンド入りした
ある専門家は張又俠と劉振立が「党を守る」ために習近平を排除するクーデターを準備していたと述べ、内部の密告により計画が頓挫した可能性を示唆している
習近平政権下の中国で加速する少子化と人口崩壊の深層に迫る。長年の強権的な産児制限の後遺症に加え、絶望した若者たちが「出産ストライキ」や「自暴自棄」という形で静かな抗議を続ける、国家存亡の危機を解説