米最高裁 トランプ政権のNIH助成金削減を許可
米連邦最高裁判所は8月21日、国立衛生研究所(NIH)が多様性、公平性、包括性(DEI)、トランスジェンダー問題、ワクチンへの不安や抵抗感などに関連する研究助成金7億8300万ドルを削減することを、5対4で認める判決を下した。今回の判断は、下級審で訴訟が続く中で削減を一時的に容認するものとなる。
クラレンス・トーマス、サミュエル・アリト、ニール・ゴーサッチ、ブレット・カバノー、エイミー・コーニー・バレット各判事が削減を支持し、ソニア・ソトマヨール、エレナ・ケーガン、ケタンジ・ブラウン・ジャクソン各判事とジョン・ロバーツ首席判事が反対した。判事たちは、5通の意見書を提出し、それぞれの投票理由を示した。
最高裁は、助成金が交付された場合、政府が資金を回収できない可能性があるとしてこの判断を下した。
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