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そのサングラスは大丈夫? 正しいサングラスの選び方

日差しが強い夏、サングラスは目の健康を守るために欠かせない道具です。しかし、正しいサングラスを選ばなければ効果的に目を保護することはできません。多くの人は「価格が高く、レンズの色が濃いほど防護機能が優れている」と考えがちですが、専門家はそうではないと指摘しています。実は簡単な方法で、サングラスの良し悪しをその場で見分けることができます。

サングラスは紫外線(UV)から目を守る役割があります。紫外線(UV-Aを含み、特にUV-B)は目の表面や角膜、水晶体を損傷し、白内障や黄斑変性症など、視力に永久的なダメージを与える眼疾患を引き起こす可能性があります。

米国眼科学会(AAO)が公式ウェブサイトで発表した情報によると、サングラスは高価だからといって保護効果が高いわけではありません。「100%紫外線カット」の表示がある薬局のサングラスの方が、保護機能のない高級ブランド品よりも価値があるとしています。

またAAOは、サングラスを選ぶ際に「レンズの色が濃いほど目を守れる」という思い込みに注意するよう呼びかけています。

ABC 7の報道によれば、検眼士は「目も肌と同じように日焼けする」と警告しています。ビーチやプールで日差しの強い一日を過ごした後、目に違和感を覚えることがあります。

「最初の症状として『目の中に砂が入ったようだ』と訴える人が多いです」と、アメリカの眼科クリニック「Woodley Optometry」のタリン・アマディアン氏は説明します。これは光照射性角膜炎によるもので、太陽光が角膜に乾燥やかゆみの斑点を生じさせます。「時には痛みで目を開けられなくなり、まるで目が日焼けしたように感じます」

適切な基準を満たしたサングラスをかければ、このような目の火傷を防ぐことができます。では、良いサングラスをどう見分ければよいのでしょうか。アマディアン氏は、サングラス選びで行うべき3つのポイントを挙げています。

まずはカバー力をチェックする。カバー力が高いほど、さまざまな角度から入る光を防ぎ、目の保護効果が高まります。アマディアン氏は「目の周りの皮膚も非常に繊細なので、忘れずに守りましょう」と注意を促しています。

次に「100%紫外線防護」または「UV 400」の表示を確認する。紫外線防護機能の表示は必須です。

そして、低品質なレンズでないか確認する。低品質のレンズは視力を損なう恐れがあります。簡単なテストとして、直線の物を用意し、サングラス越しに片目で見てください。その直線が歪んで見えるなら、レンズに問題がある証拠です。そのような眼鏡は使用を避けるべきです。

では、レンズの色は濃いほうが良いのでしょうか? アマディアン氏の答えは「いいえ」です。紫外線防護機能が十分であることを確認できれば、レンズの色の濃さは好みで選んでかまわないと述べています。

張婷