ネパールで若者がSNS禁止令と腐敗に大規模抗議 共産党オリ首相が辞任
ネパールで、SNS禁止令と高官の腐敗に反発した若者による大規模な抗議活動が発生している。衝突の末、共産党オリ首相が辞任し、政局は重大な転換点を迎えている。
9月8日、数千人の抗議者がネパールの首都カトマンズ市内でデモを行い、政府によるSNS禁止令に反対した。73歳の首相で、ネパール共産党(統一マルクス・レーニン主義)のカドガ・プラサド・オリ(Khadga Prasad Oli)党首は翌9日辞任を表明した。オリは先週、中国・北京で開かれた中国共産党(中共)の軍事パレードに出席していた。
8日には、抗議者と治安部隊が衝突し、少なくとも19人が死亡、300人以上が負傷した。警察は催涙ガスや放水銃を使用してデモ隊を排除した。議会庁舎周辺を含む一部地域では、夜間外出禁止令を発令し、検問所を設置した。
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