X(旧Twitter)に投稿された、ビリビリの審査員とされるユーザーによる審査業務の実態を語った投稿、2025年10月5日。(スクリーンショット)
「昨日は広めろ、今日は消せ!」

「広めろ」「消せ」「やっぱり広めろ?」 命令がコロコロ変わる中国のネット検閲

「完全統制」を誇る中国のネット界で、まさかの「指令バトル」が起きているようだ。

発端は、中国の動画サイト「ビリビリ」で働く審査員の「嘆き節」だった。曰く「この話題を広めろ」と命じられたその翌日には、「全部消せ」という真逆の指令が届いた。それでも上司はお構いなしに「広めろ!」と声を張り上げ、現場は振り回されるばかりで、混乱は深まる一方だったという。

問題の発端は、中国政府が発表した「Kビザ(外国人の技能労働者を呼び込む狙いで新設)」制度だ。海外の研究者を優遇する内容に対し、国内では「外国人ばかり優遇するな」「自国の博士ですら職がないのに」と批判が殺到し、炎上した。

▶ 続きを読む
関連記事
中東情勢の激化の中で、中共の動きが浮上。電子偵察船が米軍を監視し、イラン支援の可能性も指摘される。情報戦が戦局を左右する中、中共の「隠れた介入」の影響はどこまで広がるのか。
中国共産党の官製メディアは「民間人によるスパイを確保した」とする事例を連日報道。だが発生時期や場所は不明で、不自然な点も多い。専門家は「自作自演の可能性」を指摘し、反スパイ意識の世論形成を狙ったものとみている
4月の中国による米国からのエタン輸入量は80万トンに達する見込みで、過去最高を更新する。この数値は通常の平均水準を60%上回る
毛沢東秘書だった李鋭の日記の帰属を巡り、米裁判所はスタンフォード大学の保管を認めた。娘の寄贈は合法で本人の意思にも合致すると判断し、中国持ち帰りによる公開制限の懸念も考慮された。
中国共産党が古屋圭司衆院議員に制裁を科したが、専門家は効果は乏しいと指摘し、台湾に友好的な議員へのけん制や国内向けの政治的意図に過ぎないとの見方が強い。制裁は逆に「勲章化」する可能性もある。