ノーベル賞ダブル受賞快挙の裏にある課題 崩れる日本の研究の足場
日本人研究者2人が相次いでノーベル賞を受賞し、日本の科学界が沸いている。しかしその一方で、国内の研究環境は諸外国に比べて見劣りしているのが実情だ。
受賞が決まった坂口志文・大阪大学特任教授と北川進・京都大学特別教授は、受賞決定後の会見で「基礎研究をちゃんと重視すべきだ」と述べ、研究環境の充実に向けた国の支援を求めた。
研究現場の劣化は、2004年の国立大学法人化を契機として進行している。法人化以降、国立大学に対する運営費交付金(基盤的経費)は削減が続き、教員が研究に専念できる環境は大きく損なわれている。
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