アルバニアの新しいAI生成大臣「ディエラ」は、2025年9月18日にティラナで行われたアルバニア新政府の信任投票に関する議会の会期中に発言した(Adnan Beci/AFP)

新たな権威の顔 アルバニアがAIに権力を委ねる

初めて、一つの国がアルゴリズムに政治的権力を与えた。

■評論

これは冗談ではない。アルバニアは、世界で初めて完全にAIによって生成された政府の大臣を任命した。その名は「ディエラ(Diella)」で、アルバニア語で「太陽」を意味する。

彼女は正式に人工知能担当国務大臣に任命され、同国で最も汚職の多い分野の一つである公共調達を監督する任務を担っている。ディエラは、一般市民と彼女の仮想の皮膚の下にあるアルゴリズムとの間をつなぐために設計されたデジタル・アバターである。

▶ 続きを読む
関連記事
米軍が2026年の部隊配置を見直し、インド太平洋地域で中共軍への対抗を強化。第1列島線を重視し、日本・フィリピンとの連携や長距離ミサイルの配備を進めている。台湾有事を見据えた米軍の戦略とは
ノーベル経済学賞は、理論の正しさを保証するものではない。景気変動を抑える政策に目を奪われるあまり、その根本原因を見失っていないか。筆者はオーストリア学派の視点から、金融緩和が生むゆがみと経済学の本質を問い直す
欧州で拡大する激しい暴動と、世界で加速する国境の形骸化。一見無関係に見える「街頭での暴力」と「グローバリズム」の裏に潜む計画的な破壊工作とは?ニュースの表面からは見えない社会危機の構造を解き明かす
中間選挙後のトランプ弾劾の可能性をニクソン辞任劇と比較。ベトナム敗退の歴史から台湾侵攻リスクを警告しつつ、レーガン流の強硬路線による抑止シナリオも対比して今後の米中関係と国際秩序の行方を占う
ルビオ米国務長官が中央アジアを訪問し、重要鉱物や投資を軸に米国の関与を強化。中共が進める「一帯一路」への影響と、地域で広がる米中競争を読み解く