これまで多くの専門家が、電気自動車は従来のガソリン車より環境に優しいと強調してきた。しかし近年の複数の研究が、この見解を覆しつつある。研究によると、電気自動車のライフサイクル全体での汚染量は、実際にはガソリン車を上回ることが明らかになった。写真はフォードの電気自動車「マスタング Mach-E」。(戴兵/大紀元)

EVの環境負荷はゼロではない 汚染は従来車を上回る恐れ

電気自動車(EV)は走行中の排出がゼロとされ「環境に優しい」と広く認識されてきたが、近年の研究は製造や廃棄時に大きな環境負荷があることを示している。特にバッテリー生産やリサイクルの課題、ライフサイクル全体での二酸化炭素排出など、EVの本当の環境影響を検証する。

従来、バッテリー式電気自動車(BEV)は内燃機関車(ICE)よりも環境に優しいとされてきた。しかし、各種研究によれば、電気自動車は運用開始から最初の数年間に排出する二酸化炭素の量がガソリン車を大きく上回り、使用するリチウム電池やブレーキシステムも主要な汚染源となっている。

アメリカのデューク大学研究チームは「地球環境変化分析モデル(GCAM)」を用いて、燃料生産、電池製造、車両組立、運用過程などを含む車両の排出を統合的に解析し、気候への影響を評価した。その結果、電気自動車は最初の2年間で排出する二酸化炭素量が従来車に比べて約30%多いことが分かった。

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