アメリカのドナルド・トランプ大統領は、2025年11月21日、ホワイトハウスのオーバルオフィスで演説を行った(Andrew Harnik/Getty Images)

トランプ大統領「ジェネシス・ミッション」を開始 米国の科学技術革新を推進

アメリカのドナルド・トランプ大統領は24日、ホワイトハウスで大統領令に署名し「ジェネシス・ミッション(Genesis Mission)」と名付けられた全国的計画を正式に始動した。この計画は、連邦政府が保有する科学研究データを活用し、高性能計算や人工知能(AI)モデルの訓練を推進することで、技術的ブレイクスルーを加速させ、アメリカ社会に利益をもたらすことを目的としている。

大統領令によれば、米エネルギー省(Department of Energy)傘下の国立研究所やその他の連邦研究機関が膨大な科学データセットを開放し、AIモデルの訓練に供する。これにより技術的ボトルネックの識別、設計プロセスの最適化、研究開発周期の短縮を図る。

大統領令は次のように記している。「この重大な局面において、われわれが直面する課題には、歴史的意義を持つ全国的な取り組みが必要であり、その緊迫性と野心は、第二次世界大戦の勝利に重要な役割を果たし、エネルギー省とその国立研究所の基礎を築いた『マンハッタン計画(Manhattan Project)』に比肩しうるものである」

▶ 続きを読む
関連記事
米ワシントン州で大規模山火事が拡大。600棟以上が焼失し数千世帯が避難。記録的高温と乾燥、強風で火勢は拡大し、州兵や他州・豪州の支援部隊も投入されている
米空軍の中枢基地からわずか約21キロ。中国企業による工場設置計画に米政府が警戒を強める。米国の対米外国投資委員会(CFIUS)の議長は国家安全保障審査を要求、軍事施設周辺への進出を問題視
米フロリダ州が新学期から「共産主義の現実」を学ぶ教育を本格導入。共産主義体制がもたらした飢餓や弾圧、1億人ともされる犠牲者の歴史を学校で教える
米疾病対策センター(CDC)は28日に発表した最新の週報で「急性下痢」を引き起こす可能性がある寄生虫感染症のサ […]
公開されたファウチ日記がコロナ起源論争を再燃させている。本人は上院公聴会で100回超にわたり証言を拒否。議会侮辱罪勧告の行方にも注目が集まっている