東京電力福島第一原子力発電所職員を激励する高市首相(出典:首相官邸ウェブサイト)

高市首相 福島訪問「復興に責任貫徹」 除去土壌の県外処分「2030年以降の道筋」提示表明

2025年12月2日、高市早苗首相は就任後初めて福島県を訪問し、東京電力福島第一原子力発電所や帰還困難区域、中間貯蔵施設などを視察した。視察後の記者会見で高市首相は、除去土壌を2045年までに県外で最終処分するという国の約束について「国の責任」と明言。さらに、その実現に向け、2030年以降の具体的なプロセスについても段階的に道筋を示していく考えを新たに表明した。

高市首相は、内堀雅雄福島県知事ら地元首長との面会を経て、復興に向けた現場を視察。会見では「全ての閣僚が復興大臣」というスローガンを改めて掲げ、福島の復興を内閣の最重要課題と位置付けた。

特に焦点となったのは、除染作業で発生した土壌(除去土壌)の扱いだ。法律で定められた「2045年3月までの県外最終処分」について、高市首相は「国としての約束であり、法律に規定された国の責任だ」と強調した。 今年8月に策定されたロードマップでは、2030年頃までの取り組みが示されているが、高市首相はこれに加え、「2030年以降の道筋についてもお示しをしてまいりたい」と述べ、候補地選定プロセスなどの具体化を前倒しで進める姿勢を鮮明にした。

▶ 続きを読む
関連記事
16日に公明党と立憲民主党の一部議員が合流して新党「中道改革連合」が結成され、19日に綱領や基本政策が発表。新党は高市早苗政権を「右派色が強い」と批判している。
高市首相は19日、通常国会冒頭での衆議院解散を表明した。1月27日公示、2月8日投開票となる。高市内閣の政策の是非を問い、政権基盤の確立を狙う
高市総理は衆院解散発表直前の19日、経済団体連合と懇談し、「責任ある積極財政」の下での投資加速と賃上げ定着を要請し、サプライチェーン強靱化による事実上の「脱・中国依存」へ協力を求めた
高市首相が本日夕方、衆院解散を正式表明する。戦後最短級の強行日程で国民の審判を仰ぐ。最大の焦点は、自維連立の是非と「経済安保」「対中強硬姿勢」の是非。初の女性宰相による政権基盤強化か、野党の反撃か
16日、片山財務相は会見で高市総理の衆院解散意向を受け、サナエノミクスの正当性を強調。進行する円安には日米連携で断固対応する姿勢を示し、予算成立遅れへの懸念に対し「最善の努力」を行うと述べた