左は映画『得閒謹制』のオンライン作品紹介画面、右は空席が目立つ上映座席図。(スクリーンショット)
中国映画館に広がる静かな抵抗。

娯楽ボイコット下の中国映画館に広がる「満席演出」

中国で「娯楽ボイコット」が広がる中、政府系メディアが盛況を強調する愛国映画『得閑謹制(GezhiTown)』が公開された。初日興行は1億元(約20億円)を突破したと宣伝され、中央テレビまでが成功をアピールした。

しかし、SNSに投稿された映画館の光景はそれとはまったく異なる。

実際に映画館へ足を運んだ市民の間では「ほとんど人がいない上映回ばかりだった」との声が多数寄せられ、公式発表どおりの盛況だったのか疑問視する空気が広がっている。

舞台は山間の小さな町。戦時下で住民が家族を守ろうとする姿を描いたもので、主演のシャオ・ジャン(肖戦)は中国でもトップクラスの人気俳優だ。公開前から国営メディアは集中的に宣伝し、成功を印象づけようとしてきた。

▶ 続きを読む
関連記事
現実の出世ルートが次第に閉ざされる中、若者たちは就職を願って寺院を訪れ、神仏に祈りを捧げることで心理的な慰めを求める現象も見られている。そして次に目を向けたのが、目に見えず手にも触れられないが、あたかも「答えを与えてくれる」かのように映る領域、すなわち「AI玄学」である
張又侠らの拘束後、中共軍内で習近平への不服従が拡大。武官の抵抗に文官も同調し、行政命令が機能不全に陥る異例の事態だ。軍報の文言変化や江沢民時代の秘話から、統治の空洞化と体制の危機を浮き彫りにする
豪州に影響が及んだ世界的な乳児用粉ミルクの回収について、発生源が中国・武漢のバイオテクノロジー企業に特定された。
海外有力誌は、習近平が中共軍事委員会副主席の張又俠を失脚させたことで、軍指導部が急速に縮小し、権力集中と内部緊張が一段と強まっていると指摘した。こうした動きを背景に、習近平に新たな呼び名「破壊者」が生まれている
専門家はもし中国が台湾を攻撃すれば、米国は中共軍幹部の米国資産に大きな打撃を与える可能性があり、幹部らはそんな事態を望んでいないと分析。しかし習近平は…