うつ病治療は「見直し」が必要——元FDA医師が訴える理由
長年にわたり、「悲しみは脳内の化学物質のバランスが崩れることで起こり、1型糖尿病をインスリンで管理するように治療できる」と説明されてきました。
この「化学的不均衡説」は、うつ病治療の主流として広まり、抗うつ薬の大量処方を後押ししてきました。しかし、精神科医で元FDA医療担当官のジョセフ・ウィット=デーリング博士は、1950年代に広まったこの説は証明されたものではなく、科学的根拠に乏しいと指摘しています。
「American Thought Leaders」の最新回で、ウィット=デーリング博士はホストのヤン・イェキエレク氏に対し、「化学的不均衡説に基づく治療は過剰投薬につながり、患者の転帰をむしろ悪化させることがある」と語り、抗うつ薬の処方方法を見直す必要性を訴えました。
関連記事
最近、子どもがよくお腹を痛がる、眠れない、いつも不安そう——それは「心が弱い」のではなく、限界のサインかもしれません。十代の不安とうつが増えている背景を整理します。
人にどう思われるかが気になって、本音を飲み込んでいませんか?それは性格ではなく「脳の仕組み」が関係しています。振り回されないための考え方があります。
寝る前、ついスマホをスクロールしていませんか?最新研究は、深夜の「ドゥームスクロール」が翌日の自殺リスク上昇と関連する可能性を示唆。睡眠と心を守るために知っておきたいポイントを解説します。
仕事や調べ物に欠かせないAI。けれど毎日使う人ほど抑うつ傾向が高いという調査結果が。特に「個人的な相談」での利用が影響か。AIとの上手な距離感を考えるための最新研究を分かりやすく解説します。
SNSの利用を1日30分に減らすと、1週間で抑うつや不安、不眠が改善する可能性が研究で示唆。若者のメンタルヘルスとスクリーン習慣の関係を解説。