イメージ画像。( GREG BAKER/AFP via Getty Images)
成果強調に終始 権力低下の兆しか

中共党首の新年演説 例年と違う言葉遣い

2026年の年明けに発表された、中国共産党トップの習近平による新年演説が、例年と明らかに異なるとして注目されている。

演説では、「経済が新たな段階に進んだ」「総合国力が高まった」と成果を強調する一方、景気悪化や国際的な圧力といった現実的な問題にはほとんど触れず、「困難を克服した」と短く済ませた。

2024年、2025年の演説では、外部環境の悪化や構造的な課題に言及し、政策対応を説明していたが、今回はそうした説明が消えた点が際立つ。

▶ 続きを読む
関連記事
中国共産党は、同党の政権奪取前の中国社会を「万悪の旧社会」と形容し、同党が統治する現在の社会を美化しようとしているが、歴史的資料や証言からその定型句の虚偽性が見えてくる。中には、元国家主席・劉少奇の息子の衝撃的な証言もある
中国共産党が解体した場合、中国はどのような国家になるのか。米国在住の著名な人権活動家が、中国の将来を民主化、自由化、官僚特権廃止、私有財産保護、歴史公開などの観点から予測している
中央軍委副主席張又侠と軍委委員劉振立拘束を契機に、北京・上海など主要軍区で幹部交代が相次ぎ、習近平の不安が浮上。党内抗争激化で馬年の政治情勢は前例なき混戦状態にある
張又俠拘束報道を背景に開かれた中国・北京の旧正月祝賀会は、笑顔や祝賀ムードに乏しく重苦しい雰囲気に包まれた。習近平が登壇するも、笑顔乏しく、演説も定型句の繰り返しが目立った。長老不在や厳戒警備も指摘され、党内の緊張と分裂の深まりを示す行事となった
中国共産党軍のナンバー2とされる中央軍事委員会副主席・張又侠の突然の失脚を受け、党内闘争の激化が指摘される中、習近平の指導力や性格を批判する文章がSNS上で再浮上した