新年演説を行う台湾の賴清德総統、2026年1月1日、台北の総統府。(映像よりスクリーンショット)
中国の脅しに屈しない 台湾が示した覚悟

台湾総統「平和は実力で守る」国防強化を明言

2026年元旦、台湾の賴清德(らい・せいとく)総統は新年演説を行い、中国による軍事的威圧を強く意識しながら、「平和は実力によって守られる」と明言した。台湾は待つ立場ではなく、自ら備える立場にあると強調した。

賴総統は、国際社会が注目しているのは台湾の覚悟だと指摘し、「強い国防がなければ国家は成り立たず、自由や民主主義も守れない」と述べた。国防は与野党の対立を超えた国民全体の共通認識であるべきだと訴えた。

中国軍は近年、台湾周辺で軍事演習を繰り返しており、賴政権発足後も圧力はむしろ強まっている。こうした状況を踏まえ、賴総統は2026年を台湾にとって極めて重要な一年と位置づけ、「最悪を想定し、最善の準備を進める」と語った。

▶ 続きを読む
関連記事
戦狼に対抗するのは「戦猫」だった。台湾の蕭美琴副総統が本紙の独占インタビューで語る対中戦略の真髄。柔軟さと鋭い爪で圧力に向き合う外交の新モデルとは
台湾が対中AIチップ規制を強化へ。米国と足並みをそろえ、中国への先端半導体流出を防ぐ国家安全保障上の対応が本格化している
台湾の頼清徳総統もXに投稿し、中国共産党を念頭に、台湾海峡での一方的な現状変更の試みに反対する姿勢を示したG7首脳に謝意を表明した
「習近平のファンのようだった」 台湾メディアによると、国民党の鄭麗文主席が訪米中、4月に行われた同氏と習近平との会談について興奮気味に語り、米側関係者を困惑させる場面があったという
140か国から3.7万人が集まる国際ロータリー年次大会が台北で開催。臓器収奪停止を訴える展示に高い関心