小寒の初候から五運を読み解き セリで五臓を調える
小寒は二十四節気の中で年末から二番目にあたる節気で、一年で最も寒い時期ではありませんが、体の気の巡りが最も滞りやすい時期です。外では陰の寒さが依然として「閉じる力」として働く一方、体の内側では春に向けて陽気が静かに動き始め、すでに気の流れは方向転換を始めています。
人体の気は天地の気と呼応しているため、この時期の気の特徴を理解し、それに沿って五臓を調えることで、少ない工夫でも大きな効果が得られます。そのためにも、まずは小寒という節気がもつ気の特徴を知ることが大切なのです。
天地は陰陽の気の循環によって動いており、その陰陽は木・火・土・金・水という五行に分かれています。つまり五行とは、陰陽が有機的に循環する一つの仕組みなのです。
関連記事
えのきは肺を潤し、鮭は脾と腎を補う。きのこで腸を整え、体の土台を支える冬の免疫養生レシピを紹介します。
冬は体がエネルギーを蓄える季節。肉を食べすぎて胃腸が疲れやすい今、酸味と甘味で肝と胃腸を整える「酢豚」が、消化不良やだるさの予防に役立ちます。
焼きみかんは、果肉の潤いと皮の温める力を合わせ、肺をやさしく整える伝統の食養生。のどの乾きや痰、長引く咳を和らげ、冬の体調管理に役立ちます。
骨の強さは腎の精気から生まれる。冬は腎を養う最適な季節。卵・えび・干し椎茸を使った茶碗蒸しで、脾・肺・腎を同時に整え、骨髄から骨を強くする。