初の深海レアアース試験採取 専門家が指摘する二つの狙い
1月12日、日本は南鳥島周辺海域で、世界初となる深海レアアースの試験採取を開始した。水深6千メートルの海底から、レアアースを含む海泥を回収する試みで、中国共産党(中共)がレアアースを経済的圧力の手段として利用している中、日本が対中依存からの脱却を進める契機になると専門家はみている。
掘削装置を搭載した地球深部探査船「ちきゅう」は1月12日、静岡県清水港を出港し、東京の南東約1900キロに位置する南鳥島沖へ向かった。約1か月にわたり、深海に管を下ろしてレアアースを含む海底泥を船上に汲み上げる。水深6千メートルでのパイプ方式による採取は世界初となる。
このプロジェクトは、日本政府の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の主導で進められ、日本海洋研究開発機構(JAMSTEC・ジャムステック)が実施している。プロジェクト責任者の石井正一氏は「7年にわたり準備を重ねてきた。6千メートルの深海からレアアースを回収できれば、技術的に大きな成果となるだけでなく、日本のレアアース供給の多様化にとっても極めて重要だ」と語った。
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