香港の「一国二制度」を裏切ったのはジミー・ライではない 壊したのは北京だ
1月12日から数日間にわたり、香港高等法院(高裁)では量刑軽減に向けた審理(情状酌量の申し立て)が行われている。この手続きは有罪か否かを争うものではない。有罪はすでに確定しており、焦点は判決内容にある。「リンゴ日報」の創業者であり、実業家、カトリック信徒、そして香港で最も著名な自由の守護者の一人である黎智英(ジミー・ライ)に対する有罪判決は、すでに下されているのだ。
今、法廷で行われているのは、疑いの余地など微塵もなかった有罪判決の後に続く、狭い手続き上の段階に過ぎない。法はすでに宣告を終えており、寛大な措置が取られる余地は限られている。
ライの事件は、香港が何を失ったかを象徴する定義的な出来事となった。これはもはや、一人の人間や一つの新聞社だけの問題ではない。かつて香港を中国の他の地域とは異なる存在にし、世界の信頼を勝ち得ていた法的・政治的システムが解体されたことを意味している。
関連記事
米国と欧州連合(EU)が中国に関税を課すなか、中国共産党政権は新たな輸出市場を模索することになる
米国はイラン戦争でミサイル備蓄の約3分の1を消耗。補充に数年を要し、日本・台湾の対中抑止に影響する可能性が指摘される
ロシア軍は戦車約1万2千両を失い、T-90Mも撃破されるなど装甲戦力が深刻に消耗。ドローンと対戦車兵器の普及により戦術は大きく変化し、戦車の役割そのものが再考を迫られている
中国による海外オンライン証券への規制強化は、香港市場の流動性を奪い、投資家の資本逃避をさらに加速させる恐れがある。インサイダーリスクや、暗号資産・大手銀行への資産避難など、広がるチャイナリスクを解説
経済・軍事・資源・技術の各分野で米国が優位に立ち、中国共産党は依然として対抗困難とする論考。人口規模や成長神話の裏にある構造的弱点を指摘する