中国共産党に逆風 成果乏しいEU首脳会議 BRICSは減速
中国の世界的な野心が揺らぐ中、欧州連合(EU)と中国の首脳会議に対する低い期待感や、中国共産党の習近平がBRICS首脳会議を欠席したことは、中共が新たな世界秩序を主導できるのかという疑念が強まっていることを浮き彫りにしている。
7月24日、EU代表団が習近平との首脳会談のため中国を訪れた際、北京首都国際空港で迎えられたのは、国家訪問にふさわしい歓迎式典ではなく、シャトルバスだった。この簡素な対応は、首脳会談の成果が乏しいものに終わることを予感させるものだった。
協議では大きな進展は見られず、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は、中国に対し市場開放と産業の過剰生産問題への対応を求めた。当初2日間の予定だった首脳会談は1日に短縮され、EU代表団は予定を早めて北京を離れた。一部では、この首脳会談は失敗だったとの評価も出ている。
関連記事
イランの最高指導者アリ・ハメネイ師が死亡したが、後継者は明確になっていない。イランの次の指導者は誰なのか?
今年に入ってから、豪首相公邸への爆破脅迫を含め、神韻公演の妨害を図った中国共産党による越境的な妨害行為が相次いでいる。越境的な妨害行為のエスカレートは何を意味するのか。筆者は、背景と中共の思惑を考察する
米国とイスラエルはイランへ大規模攻撃を実施。トランプ大統領は核保有阻止と体制転換を示唆し、「最大限の圧力」を強調。対中包囲戦略の一環との見方も出ている。
石油資源に恵まれたベネズエラは、社会主義体制の拡大と権力集中の末に経済崩壊と専制へ転落した。筆者は、その過程と教訓を通じ、自由社会が抱える危うさに警鐘を鳴らす。
イーロン・マスクのスターリンクは軍事優位と情報統制崩壊の恐怖を中共に与える。ロシア・ウクライナ戦争で実証された通信力に対し、中共は政治圧力、宇宙版ファイアウォール、衛星大量申請の三策で対抗するが、いずれも限界露呈