ベネズエラにイラン 浮き彫りとなる米国の対中戦略
2026年1月3日、米国は現代においてほとんど例を見ない行動に出た。一国の現職指導者を、直接的、個人的、かつ決定的な武力行使によって権力の座から引きずり下ろしたのである。
米軍は、綿密に計画された「アブソリュート・リゾルブ(絶対的な決意)作戦」を実行し、ベネズエラの指導者ニコラス・マドゥロ氏とその妻を拘束した。両名は強襲揚陸艦イオー・ジマへ移送された後、ニューヨークへと送られた。そこで、麻薬テロ、コカイン密売共謀、武器密輸などの罪でマンハッタン連邦地裁に罪状認否のため出廷した。
国際社会の反応は即座に割れた。中国共産党(中共)政権はこの作戦を「極めて衝撃的」であり、主権国家に対するあからさまな武力行使であると非難し、ワシントンが「世界の裁判官」として振る舞っていると糾弾した。
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