米FBI 対中スパイ対策再開 逮捕者40%増

2026/02/12
更新: 2026/02/12

先日、米連邦捜査局(FBI)のカシュ・パテル長官は、中国共産党(中共)に対する強硬なスパイ対策行動を再開したと表明した。トランプ大統領の第2期政権1年目において、米国で逮捕された中共のスパイ活動容疑者の数は40%増加した。記者の報告を伝える。

記者の報告:「パテルFBI長官はインタビューに対し、トランプ政権の司法省は中共への対応を最優先事項に据えており、同党がもたらす脅威への対抗措置を継続的に強化していく方針だ」

パテル長官は、米国の学術界内部に潜む中共の脅威を暴くことを目的としたFBIの「チャイナ・イニシアチブ(対中スパイ摘発計画)」を再開したと明かした。

サウスカロライナ大学エイケン校商学部の謝田教授(経済学)は次のように指摘する。「通常の学術会議であれば、参加費を支払い、宿泊費も自己負担するのが通例だ。しかし、中国からの招待は非常に奇妙に感じることが多い。特に、国際旅費や宿泊費の全額負担を申し出てくるケースだ。その背後には支援者、すなわちスポンサーが存在しており、その正体は中共政権にほかならない」

2025年、米国で逮捕された中共のスパイ容疑者は40%増加した。その内容は、「潜在的な農業テロ兵器」の密輸、現役軍人を勧誘しての軍事機密情報の入手、ハッキングによる米国の通信ネットワークの攻撃および破壊など多岐にわたる。

その一例として、2025年8月、連邦大陪審は元米海軍兵士のウェイ・ジンチャオ(Jinchao Wei)被告(22歳・中国系)に対し、スパイ罪やスパイ共謀罪を含む6つの罪で有罪判決を下した。被告は中共側から1万2千ドルを受け取り、米海軍艦艇の機密データを不法に売り渡していた。

時事評論家の唐浩(タン・ハオ)氏はこう分析する。「(中共は)名誉、利益、色欲、怒り、情、権力など、人間の欲望の暗部を掘り起こすことに非常に長けている。これらと様々な手段を組み合わせ、あるいは恐怖を植え付けて圧力をかけるなど、硬軟織り交ぜた揺さぶりをかけてくる。強い意志や確固たる道徳的信念を持たない人間が、中共による多種多様な利益誘導や脅迫、あるいは『ハニートラップ』に抗うのは極めて困難だ」

記者の報告:「パテル長官は、中共が米国に対して常に悪意を抱いていることから、政府は部門を越えた連携を推進し、米国を標的にした中共の攻撃をあらゆる段階で阻止していくと述べた」。

于良