中国共産党トップ将軍の解任 沈黙を守る軍内部に不満の兆候
中国共産党(中共)の党首、習近平によって軍トップの将軍が解任されたが、数日が経過しても中国軍は沈黙を保ったままである。アナリストらは、将軍や指揮官たちの沈黙は、クーデターの懸念を含む党上層部の混乱を示唆していると指摘する。
中国国防部は1月24日、中央軍事委員会副主席の張又侠と、同委員会委員兼統合参謀部参謀長の劉振立を解任し、調査中であると突如発表した。同日、解放軍報は「軍主席責任制を著しく侵害・破壊し、共産党統治の基盤を危うくした」として二人を厳しく批判する社説を掲載した。
しかし、過去の事例とは異なり、中央軍事委員会の各部門や主要戦区から習近平による粛清を支持する公式声明は一切出されていない。対照的に、2014年の徐才厚や2015年の郭伯雄の解任時には、翌日には全軍、各軍種から支持表明が相次いでいた。
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