中国共産党中央軍事委員会副主席、張有霞の逮捕は、中国共産党幹部間の権力闘争の激化を浮き彫りにした。画像はイメージ (Photo by Lintao Zhang/Getty Images)

【分析】中南海の変局 張又俠拘束で事態は三つの結末も

中共中央軍事委員会副主席の張又俠と中央軍事委員会委員の劉振立が拘束された事案は、中共上層内部の対立激化を浮き彫りにしている。中共政局の今後の行方を巡り、各方面で議論と憶測が広がっている。

1月24日、張又俠と劉振立の失脚が突然発表され、同日夜に中共軍報は社説を掲載して政治的評価を示した。1月31日から軍報は3日連続で両者を批判した。

2月2日、中共軍報は評論を掲載し、再び張又俠と劉振立の名を挙げ、「張又俠、劉振立ら腐敗分子の処分」は「進路を阻む障害と足かせ」を取り除くものだと主張した。

▶ 続きを読む
関連記事
中国共産党軍内部で、過去12年にさかのぼる大規模な調査が進められていることが分かった。調査は中堅・上層部の将校らに広がっており軍内では前例のない不安と動揺が広がり、実戦能力より政治的忠誠が優先される体制への転換に懸念が強まっている
習近平が政権を握って以来、自ら抜擢した党・政府・軍の側近が相次いで失脚、あるいは消息不明となっている。軍から党内に至るまで習近平に対し二心を抱く者が多く、すでに威信は大きく揺らいでいる
中共当局による懸賞付き指名手配を受けた台湾のインフルエンサー八炯氏が、海外の中共領事館で出頭を試みたものの受け付けられず、その様子を収めた動画が注目を集めている
江沢民派のフィクサー、曽慶紅。豪邸購入や国有資産横領にまみれた一族の腐敗から、南アフリカでの暗殺未遂、臓器収奪への関与まで、その権力掌握の足跡と法輪功迫害に加担した「血債派」の闇の真相に迫る
中国共産党(中共)の「両会」は12日に閉幕し、すでに10日が経過したが、中共の党首習近平は、例年通り3月中旬に北京を離れて視察を行うことがなかった。これがメディアの注目を集めている。