張有霞氏(前列)は、2023年3月11日、北京の人民大会堂で行われた全国人民代表大会第4回全体会議で選出された中央軍事委員会メンバーと共に宣誓を行っている(グレッグ・ベイカー/AFP via Getty Images)

中共第21回全国代表大会を前に内紛が激化 軍の最高指導部がほぼ壊滅

中国共産党(中共)の内紛が激化している。2026年1月には記録的な10人の「大虎(大物官僚)」が打倒され、その中には中共政治局委員で軍事委員会副主席の張又侠が含まれる。軍のトップ層はほぼ壊滅状態となった。専門家は、中共の党首である習近平が官界を集中的に粛清しているのは、個人の権力固めと関係があるとみている。

1月31日、中紀委監察委のウェブサイトは、中共応急管理部党委書記兼部長の王祥喜が調査を受けていると通報した。

今年1月以降、当局はすでに相次いで中央管理幹部8人が取り調べを受けていると通報した。今年1月までに、公式発表で失脚した「大虎」はすでに10人に達しており、その中には1月24日に同時に失脚が公式発表された軍事委員会副主席の張又侠、軍事委員会委員の劉振立が含まれる。

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習近平政権による中国軍高層部の異例な大粛清を詳報
中共の反腐敗運動が各地で強化される中、関係者は、一部の幹部が秘密裏に短期間で審理・判決を受け、相次いで収監されていると証言した。収容施設では党幹部の割合が急増し、過密状態が深刻化しているという
近年、退職あるいは引退した中国共産党の官僚が出国後に行方不明となる事例が続発し、党内で警戒感が高まっている