米海軍の遠征機動基地艦ルイス・B・プラー級「ミゲル・キース」(ESB-5)は2025年4月15日、日本の横浜にある三菱重工業で実施された約5か月間の定期オーバーホールを完了(U.S. Navy Photo by Randall Baucom)

対日輸出規制の逆効果 日本の脱中国と防衛強化に拍車

中国共産党(中共)は2月24日、軍民両用物資の輸出を巡り、日本の企業・機関20社への輸出を禁止し、さらに別の20社を監視対象に加えたと発表した。専門家は、この措置はかえって逆効果を招くと指摘する。日本の軍事大国化を後押しし、「脱中国」の動きを加速させる一方、世界全体のサプライチェーンに対する脅威となり、結果的に西側諸国の結束をさらに強めることになるという。

中共商務省は同日、「日本の再軍事化」を理由に、日本の企業・機関企業を輸出管理リストおよび監視リストに追加した。これにより、中国企業によるレアアースや半導体製造装置などの軍民両用物資の輸出を禁止する。

中共は今年1月にも日本向けの輸出規制を打ち出していたが、今回は異例で具体的な企業名を挙げた。これを受け、東京株式市場では関連企業の株価が下落し、円相場も対ドルで0.4%下落し、1ドル=155.27円となった。

▶ 続きを読む
関連記事
ベッセント米財務長官が円相場を支える姿勢を改めて強調した。日銀の追加利上げ観測が強まるなか、円は約7か月ぶりの高値水準に上昇。世界の金融市場を支えてきた円キャリー取引の巻き戻しにも注目が集まっている
スコット・ベッセント米財務長官は9月8日、外国為替市場で円安を見込む取引を続ける市場参加者に対し、自身には日本政府や日本銀行の政策動向を把握できる「情報面での優位性」があると強調し、「望むなら私と反対に賭けてみろ」と警告した。
日銀による9月の利上げが市場の共通認識となりつつある中、円相場は一時、1ドル=152円付近まで上昇し、10年物国債利回りも一時3%を突破した。市場の関心は、9月に利上げするかどうかから、日本の金利がどこまで上昇するのかへと移りつつある。
片山さつき財務相は9月8日の閣議後記者会見で、2027年度から2年間、飲食料品の消費税率を1%引き下げる方針を巡り、赤字国債に頼らず財源を確保する考えを示した。税収動向を精査するほか、租税特別措置や補助金の見直し、税外収入の確保などを進める。
財務省が9月7日に公表したデータによると、日本の外貨準備高は8月末時点で1兆2075億2400万ドルとなり、7月末から795億7500万ドル減少した。減少率は約6.18%で、記録が残る中で最大の月間減少幅となった。