2026年2月24日、中国共産党(中共)の商務部は三菱造船など20社の日本企業を輸出管理リストに追加した。写真は2022年6月1日、日本の三菱造船が建造した大型多機能巡視艦がフィリピンに到着した際のもの(Ted ALJIBE/AFP)。

中共の日本叩きとドイツ懐柔戦略

中国共産党(中共)が三菱造船など20社を輸出管理リスト追加。日本軍需チェーン狙い撃ちの一方、メルツ独首相訪中でドイツ拉致。製造覇権と西側分断の策略を簡析。

高市早苗氏が選挙で歴史的勝利を収めた後、中共は対日関係の緩和を図るどころか、逆に対立をエスカレートした。例えば、日本の軍需産業体系を重点的な標的とし、締め付けを強化している。

その前の1月6日、中共側は「軍民両用物資」の日本向け輸出を、軍事用途・軍事ユーザーおよび関連最終用途について禁止すると発表した。そして2月24日、中共商務部は三菱造船株式会社など20の日本企業を輸出管制の管理リストに追加した。これにより、輸出業者や海外組織、個人がこれらの企業に対して軍民両用物資を輸出・移転・提供することを即時に禁止すると発表した。

▶ 続きを読む
関連記事
かつて世界が推進した「ネットゼロ」政策は、欧州の電力不足やエネルギー危機を機に見直しを迫られている。本記事では専門家の指摘やテック企業の方針転換を交え、極端な気候変動対策と現実の乖離を浮き彫りにする
世界の注目を集める米国の債務問題。しかし真の火種は、隠れた巨額債務と成長力欠如を抱える「ユーロ圏」にあるかもしれない。中央銀行の買い支えも限界を迎えるなか、次の国家信用危機の震源地となるリスクに迫る
原爆投下から81年。米国の決断は「悪魔の所業」だったのか、本土決戦を回避し無数の命を救う苦渋の選択だったのか。当時の軍事的・地政学的背景を再検証し、現代の独裁政権による核の脅威と兵器の本質に迫る
中国国営メディアが生誕100年で称賛する江沢民元党首。しかしその裏には、天安門事件での台頭、法輪功迫害や「厳打」運動、形骸化したWTO公約など、隠蔽された弾圧と強権統治の冷酷な歴史的事実が存在する
WHOと世界銀行によるパンデミック対策計画に対し、投資の算出根拠や資金配分の優先順位を検証した寄稿記事。著者は、既存の公衆衛生への影響や国際機関の説明責任を指摘し、政策決定のあり方に疑義を呈している