【独自】中共軍で遡及調査 12年前まで 前例のない動揺広がる
中国共産党(中共)制服組トップの張又俠の失脚がもたらした余波は、中共軍隊の構造を変えつつある。
上層部では、「素人が専門家を指揮する」という、軍事の鉄則に反する現象が起きている。さらに内部情報によれば、粛清はすでに数百人の中堅・上層部の将官にまで及び、部隊の専門的な戦力を大きく損なっているという。実戦経験を持つ将官らを相次いで排除し、その代わりに政治的忠誠心の審査を優先している現状は、中共軍の路線に重大な転換が起きていることを示している。つまり、作戦の専門性が政治統制の論理に押しやられつつある。
1月24日、当局は中央軍事委員会副主席の張又俠と委員の劉振立を調査すると発表した。張又俠と劉振立の失脚前に、もう1人の副主席である何衛東も長期間にわたり消息を絶っている。中央軍事委員会の中枢は短期間のうちに空白に近い状態となっているため、人民解放軍の指揮系統の断絶や体制転換に対する強い疑念が広がる。
関連記事
中共軍で高級幹部研修を実施した。専門家は、習近平による軍掌握強化と、軍内部の動揺を反映しているとみている
中共の官製メディアが毛沢東時代の「三大改造」を相次いで称賛。専門家は、経済低迷に直面する中共が新たな「公私合営」を画策し、民営企業への強権的な締め付けや資産収奪、さらには台湾有事を見据えた戦争準備のシグナルを発していると警告
中国で7月1日から施行される「民族団結進歩促進法」。中共の監視や国境を超えた弾圧がさらに世界へ広がる恐れがあるとの警告が出ている
中国経済が不振にあえぐ中、習近平は米国とのハイテク競争に突き進んでいる。英独メディアは、その姿をソ連末期の宇宙競争になぞらえ、経済をさらに圧迫する危うい賭けだと指摘
トランプ氏が年内のトルコ・中国訪問を電撃表明。カタールから贈られた新大統領専用機を背に、世界の勢力図を揺るがす「大国外交」への野心を語った。9月の習近平氏訪米を控え、次なる一手は何か