(Shutterstock)

薬だけじゃない 体にやさしい解熱アプローチ

風邪で熱が出ると、多くの人が思わず「タイレノールを飲もう」と考えるのではないでしょうか。タイレノールは非常に一般的な市販の解熱鎮痛薬で、主成分はアセトアミノフェン(別名パラセタモール)です。発熱を素早く抑え、頭痛や筋肉痛の緩和にも役立つことから、現代では風邪や発熱時の「標準的な対処法」として広く使われています。

しかし昨年9月22日、アメリカのトランプ大統領がホワイトハウスで「妊娠中にタイレノールを服用すると、赤ちゃんの自閉症リスクが大幅に高まる」と発表し、アメリカ保健省(HHS)も妊婦に対してタイレノールや同様にアセトアミノフェンを含む薬の使用に慎重になるよう呼びかけました。このことから、タイレノールの安全性がメディアで大きく取り上げられるようになりました。

では、解熱薬に頼らずに安全に熱を下げる方法はあるのでしょうか。中医学ではどのような発熱対処法があるのでしょうか。

 

▶ 続きを読む
関連記事
春は肝と心のバランスが乱れやすく、不眠やイライラが起こりやすい季節。トマトや牛肉などを組み合わせた五行食養により、気血を補い、心の火を鎮め、安眠と精神の安定をサポートします。
血糖が安定しない原因は、薬だけでは解決できません。食べ方・習慣・時間のズレが大きく影響しています。中医師がすすめる「食材と整え方」を解説します。
古代中国の食医は、薬ではなく「食事」で体を整えていました。五行や季節の変化を読み取り、食材の性質で気の流れを調える――東洋医学の原点にある食の知恵を解説します。中医学 食養生 薬食同源
毎日の食事で、心臓と血管をやさしく守れたら――。そばとサンザシを使った中医学のお粥が、脳卒中予防にどう役立つのかを解説。体質別の注意点や警告サインまで、実践に役立つ知恵を紹介します。