鄭麗文氏は4月7日に中国へ出発した。台湾の国家安全保障当局は、「鄭習会談」が中国共産党による台湾への様々な軍事的脅威を阻止できれば、近隣諸国への善意を示すことができるが、そうでなければ、それは単に「鄭習会談」が台湾に対する統一運動のためのシナリオの一つに過ぎないことを証明するだけだと述べた。写真​​は資料写真で、鄭麗文氏(左から2番目)が写っている(中央通訊社)

台湾最大野党トップが習近平と会談へ 台湾で波紋 「中共に利用される」との懸念相次ぐ

台湾の最大野党・国民党の主席、鄭麗文氏は4月7日、中国への5日間の訪問に出発した。現職の党主席による訪中は約10年ぶりで、10日には習近平との会談が予定されており、台湾内外で大きな関心を集めている。

専門家は今回の訪中について、北京側が台湾における反中勢力の影響力を弱めるとともに、親中勢力を前面に押し出す狙いがあると分析している。一方、国民党の姿勢は「統一せず独立せず現状維持」を支持する台湾の民意から乖離しており、年末の選挙結果次第では、党内の親中派と親米派の分裂が現実化する可能性も指摘されている。

鄭氏は7日午前、台北・松山空港から出発したが、これに先立ち台湾基進党や台湾独立建国連盟、経民連など複数の団体が空港で抗議活動を実施。「鄭麗文は台湾を代表しない」「台湾海峡の平和は国際問題だ」と訴え、訪中に反対する記者会見を開いた。

▶ 続きを読む
関連記事
ホワイトハウス周辺で23日午後6時ごろ、30発に及ぶ銃声が響き、現場は直ちに緊急封鎖態勢に入った。執法当局によると銃撃犯はホワイトハウス外でシークレットサービス要員と交戦して銃弾を受け倒れたという。
ホン・カオ米海軍長官代行は、トランプ政権がイラン紛争向けの兵器を優先するため、台湾への大規模な武器パッケージを延期していると述べた
6月下旬、日米大規模共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」を実施。陸自オスプレイが宮古島に初上陸するほか、北京も射程に収める中距離ミサイル「タイフォン」が鹿児島・鹿屋基地へ展開予定
第11回NPT運用検討会議は成果文書不採択で閉会。茂木外務大臣は遺憾を示しつつ、NPTの重要性を再確認したと評価。日本主導の「軍縮・不拡散教育共同ステートメント」が過去最多116か国の賛同を得た成果も強調した
APEC貿易相会合の裏で、中共が、日本主導で立ち上げられた枠組みCPTPPの関連行事を主催する異例の事態が進行した。中共は国際会議の場で自由貿易の重要性を訴え、自らを通商秩序の「庇護者」として印象付けようとしている