「気候緊急事態」と書かれたバナーボードを持つ女性。2020年1月17日の豪州での気候変動抗議活動にて (Joe Raedle/Getty Images)

「崩れゆくグリーン・ウォール」 気候変動会議で専門家らが気候リアリズムを議論

私のキャリアの中で出席してきた数百もの会議の中でも、4月8日と9日にワシントンD.C.で開催された第16回「気候変動に関する国際会議」は、間違いなく最高のものの一つであった。数十に及ぶプレゼンテーションは十分に調査されており、テーマに即しており、内容、ユーモア、そして見せ方のバランスが絶妙であった。

そう、「見せ方(ショーマンシップ)」だ。これほど熱のこもった会議において、それは重要なスキルである。2日目の締めくくりの夕食会で基調講演を務めたマーク・モラノ氏を例に挙げよう。ワシントンD.C.を拠点とする保守系シンクタンクCFACT(Committee for a Constructive Tomorrow:建設的な明日のための委員会)が運営する、気候変動に関するニュースサイト「Climate Depot」の創設者であり、2021年の著書『Green Fraud(緑の詐欺)』の著者でもあるモラノ氏には、他者の追随を許さないほど聴衆を惹きつける能力がある。

彼が話を始めたとき、私や周囲の数人は、長時間の会議による疲れが見え始めていた。しかし、気づけば30分が経過しており、モラノ氏の講演が終わる頃には、誰もが疲れを忘れていた。彼は「さあ、楽しもうじゃないか」と宣言してスピーチを始めたが、まさにその通りの時間となった。

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