2026年5月14日、北京の人民大会堂で行われた習近平中国国家主席との二国間会談で演説するドナルド・トランプ米大統領(Alex Wong/Getty Images)

米中がイラン問題で一致 ホワイトハウス発表

5月14日に北京で行われた2時間にわたる首脳会談で、米国のトランプ大統領と中国の習近平共産党党首は、イランが核兵器を開発してはならないこと、およびホルムズ海峡が世界の船舶に対して開放され続けるべきであるという点で一致した。

ホワイトハウスが発表した簡潔な声明(リードアウト)によると、米中両首脳は経済協力、フェンタニル、イラン問題など幅広い課題について協議した。一方で、この声明には台湾や中国の政治犯など、トランプ氏が訪中前に提起すると公言していた複数の議題は含まれていなかった。

首脳会談の前まで、中国側はホルムズ海峡再開に向けた米国の働きかけに対して、ほとんど反応を示していなかった。今回の会談は、中国に関連する団体が、民生・軍事の両方に転用可能な「デュアルユース」技術、工業材料、衛星サービス、および秘密の調達ネットワークを通じてテヘラン(イラン)の戦時能力を支援しているという、米国とイスラエルの懸念の中で行われた。

▶ 続きを読む
関連記事
中共中央軍事委員会副主席の張又侠と、同委統合参謀部参謀長の劉振立が今月28日、解任された。1月の「重大な規律違反」調査発表から半年余り。なぜこれほど時間がかかったのか。習近平の軍統制に何が起きているのか。
米国がイランへの二次制裁を拡大し、金融や海運など幅広い分野への圧力を強化した。イラン産原油の主要な買い手である中国では、銀行や金融システム、貿易への影響を中共内部で分析している
今年上半期、中国で新エネルギーによって発電された電力のうち、出力抑制で利用されなかった量は約360テラワット時 […]
中国で2026年上半期、100社を超える上場企業が税金や延滞金の追加納付を求められ、総額は77億元に達した。地方財政が逼迫するなか、企業への追徴課税や税務調査が強まっている
中国を製造大国へと導いた元首相・朱鎔基の足跡を辿る論評。WTO加盟や税制改革など現代の繁栄を築いた剛腕の功績と痛みを振り返り、現体制下で進む改革の形骸化を通じて全体主義の危うさを問い直す