2012年4月19日、クアラルンプール東方約270キロのゲベン(Gebeng)で、建設中のライナス(Lynas)レアアース加工工場から作業員たちが宿舎に引き揚げる様子。オーストラリアの鉱業会社ライナスは、オーストラリアから輸入したレアアース鉱石を処理するマレーシア東部の同工場の暫定操業許可をすでに取得していた(Photo credit should read SAEED KHAN/AFP via Getty Images)

G7 レアアース新戦略を発表 「中共は最大の脅迫カードを失う」=専門家

G7首脳は17日、各国が重要鉱物の輸出を一方的に制限したり、報復として規制を科したりしていることへの「強い懸念」を表明する声明を発表した。併せて、グローバルなパートナーシップを通じ、2030年までにパートナー国以外の単一供給者によるレアアースや永久磁石などの重要鉱物の供給比率を60%未満に引き下げ、最終的には50%まで低減させる目標を宣言した。専門家は、中共が世界を脅迫する最大の経済的カードを失うことになると指摘している。

台湾の国防安全研究院研究員の沈明室氏は、NTD(新唐人テレビ)の番組「ニュース大家談」で、G7声明における2つのキーワードは「2030年」と「60%」だと述べた。単一供給者とは当然、中国を指す。これまで多くの国がレアアース鉱床を国内に保有しながら、採掘・精製が環境に与える悪影響を懸念し、段階的に対応を見送ってきた結果、世界全体が中国のレアアース供給に依存する構造が生まれたと説明した。

レアアースは文字どおりの「土」ではなく、17種類の化学元素の総称であり、反応性の高い金属群である。現在世界で最も強力な永久磁石の製造に不可欠な素材であり、スマートフォン、コンピューターのハードディスク、電気自動車のモーター、風力発電機、音響機器などの各種ハイテク製品、さらには戦闘機、ミサイル誘導システム、レーダー、潜水艦のソナー、暗視装置といった精密軍事装備にも広く使用されている。現代の科学技術・軍事・産業において「代替不可能」な中核的地位を占め、「工業のうま味調味料」あるいは「新素材の母」とも称される。

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