米空軍のC-40「クリッパー」輸送機1機が9月29日、深セン宝安国際空港に着陸した。その後、関連する写真や飛行追跡データがネット上で広まり、臆測を呼んでいる。9月30日時点で、米中両国の当局は今回の飛行任務や搭乗者の情報を公表していない。
飛行追跡サービス「フライトレーダー24」のデータによると、この機体は米メリーランド州のアンドルーズ統合基地を出発し、日本の横田基地を経由した。9月29日午前11時47分ごろに横田基地を離陸し、午後2時54分ごろに深セン宝安国際空港に到着した。フライトレーダー24のデータには、今回の飛行任務や搭乗者に関する情報は含まれていない。
ネット上で広まった写真では、機体は米空軍の青と白の塗装で、尾翼に米国旗が描かれている。
C-40Cはボーイング737-700を改造した米空軍の軍用要人輸送機で、主に政府や軍の関係者を輸送する。米空軍の資料によると、C-40BとC-40Cは高官の輸送任務を遂行でき、C-40Cは任務に応じて42~111人の乗客を搭乗させることができる。
アンドルーズ統合基地は首都ワシントンの近郊にあり、米政府や軍の高官の航空輸送を担う重要な基地だ。この機体は同基地を出発したが、飛行経路だけで搭乗者の身元や今回の任務の性質を確認することはできない。
ネット上では、米軍機が中国本土の空港に姿を見せるのは「珍しい」とする声が上がった。臆測は主に、11月に開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の非公式首脳会議に集中している。
今年のAPEC首脳会議は、11月18~19日に深センで開催される。
広東広播電視台傘下の「珠江之声」は9月29日、航空写真を発信するブロガーが、写真や関連情報から機体をC-40Cと判断したと報じた。このブロガーは、今回のAPEC会議に向けて米国側が深センに派遣した最初の先遣機である可能性を挙げ、C-40が深センに着陸するのは初めてかもしれないと述べた。
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