タイフォン(Typhon)兵器システムは本質的に、海上配備のMK41垂直発射システムを陸上の機動発射車両に搭載したものであり、トマホーク巡航ミサイル、SM-6地対空ミサイル、またはパトリオット防空ミサイルを発射できる(米陸軍提供)

中共封じ込めと反制へ 米軍「タイフォン」が日本に展開

日米共同演習「ヴァリアント・シールド2026」が6月22日に開始された。日本メディアが事前に報じたところによると、米軍はこの演習に向けて中距離ミサイル発射システム「タイフォン」を日本最南端に展開した。専門家は、この展開が第一列島線の抑止力を強化し、米日同盟の実戦能力を高めるとともに、中共に対する包囲・反制の態勢を形成するものだと分析している。

「ヴァリアント・シールド2026」演習は6月22日に始まり、7月1日まで続く見通しだ。今次演習の注目点の一つは、米軍が高い能力を持つ中距離ミサイル発射システム「タイフォン」を、九州最南端の鹿屋市にある海上自衛隊航空基地に展開したことだ。

台湾国防安全研究院の助理研究員・鐘志東氏は大紀元に対し、タイフォンは「陸上ベースのミサイルシステム」であり、主に遠距離打撃・対艦・防空の三つの機能を持つと語った。

▶ 続きを読む
関連記事
日米韓は9月、東シナ海などで共同訓練「フリーダム・エッジ26」を実施する。中国軍機、ロシア軍艦艇、北朝鮮の弾道ミサイルが相次ぐ中、情報共有と即応態勢の強化を図る
海自イージス艦「ちょうかい」が、トマホーク実射試験と米国での改修・訓練を終え、8月30日に佐世保へ帰港予定。海自初の発射能力保有艦として、反撃能力整備が具体的段階に入る
中露の緊密な連携がもたらす地政学的危機と、日本の新インテリジェンス体制『国家情報局(NIB)』の脆弱性を冷徹に解剖。民間企業に忍び寄る技術強奪や認知戦の脅威に対抗する、ビジネス防諜のあり方を提言
8月15~20日にかけ、ロシア艦艇が宗谷・対馬海峡を航行し、中国軍機は東シナ海で飛行。北朝鮮も弾道ミサイルを発射した。日本周辺の複数海空域で緊張が続く
日豪両防衛相は、長射程ミサイルの発射試験で協力する方針を確認した。国内で十分な試験空間を確保しにくい日本は、豪州の広大な試験場を活用し、反撃能力の実効性向上を目指す