中国潜水艦が核ICBM試射 狙いと米中関係への影響を分析
中国が潜水艦発射型ICBMを太平洋で試射。核戦力誇示、軍内部統制、対米交渉戦略という三つの狙いを軸に、国際社会への影響とリスクを読み解く。
7月6日、中国共産党(中共)の原子力潜水艦が太平洋に向け、核弾頭を搭載可能な大陸間弾道ミサイルを試射した。この動きに対し、多くの国が非難している。とりわけ注目するのは、習近平が5月に訪中したトランプ氏との間で「建設的な戦略的安定関係」の構築に合意し、9月には訪米を予定している点である。このような状況下での試射の意図は何か。アメリカとの軍事的緊張を高める意図があるのか。本稿では、中共には少なくとも三つの主要な狙いがあると考える。
潜水艦発射型戦略ミサイルの試射は、中共にとって重大な軍事行動である。1980年5月18日、中共は初めて大陸間弾道ミサイルの試験を実施し、「東風5号(DF-5)」を酒泉発射センターから打ち上げ、南太平洋の目標海域に着水させた。これにより、中共はアメリカ・ソ連に続き、三番目に大陸間弾道ミサイル技術を保有する国となった。
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