NATO実習生をスパイ容疑で逮捕 浮かび上がる中共の海外浸透
ベルギー当局は最近、NATOでの実習中にスパイ活動を行った疑いで、中国系カナダ人の女性を逮捕した。事件を受け、メディア各社が女性の経歴を報じている。中共が海外人材を利用してひそかに情報を収集する手法に、改めて批判が集まっている。
カナダ放送協会(CBC)の調査によると、ベルギー当局が第三国のためにスパイ活動を行った疑いで拘束した女性の本名は、Biwei Zhangだという。仕事ではClaire Zhang、SNSではCatina Zhangの名を使っていた。
公開情報によると、チャン容疑者は2022年にオタワ大学でコンピューター科学の修士号を取得した。専門はAIとシステム工学で、カナダ政府機関や欧州の複数の国際機関で勤務や実習をした経験がある。昨年7月には、NATOの欧州連合軍最高司令部のIT部門で実習を始めた。実習中の不審な行動を防諜部門が察知したという。
関連記事
中国共産党の工作員が、米AI「Claude」を悪用して法輪功学習者やNTD、宗教指導者らを組織的に監視していたことがAnthropicの報告書で判明。AIの安全対策をすり抜け、大量の調査調書を作成していた実態に迫る
中共の情報収集が、工作員中心から企業、ドローン、サイバー空間を利用する「分散型」へと広がっている。米国で相次いで明らかになった事例と、防諜当局が警戒する新たな情報網の実態を追う
米下院外交委員会の小委員会が、米国内における外国勢力の影響工作をテーマに公聴会を開催。中国共産党やキューバ、イランに関連する活動、ネビル・ロイ・シンガム氏をめぐる資金ネットワークを議論する見通しだ
ルビオ米国務長官は9月10日、南米3カ国歴訪の最終地ペルーでフジモリ大統領と会談した。麻薬対策や移民、貿易に加え、中共による南米での影響力拡大への対抗姿勢を示した
米元運輸長官・労働長官のエレイン・チャオ氏が、中共政府系組織に関連する複数の役職に名を連ねていたと米メディアが報じた。チャオ氏側は全面的に否定している