中国の研究員が実験に従事する様子。中国は中国共産党政府の支援を受け、2015年にCRISPR-Cas9を使ってヒト胚の遺伝子を編集した世界初の国となったとされる (Photo by Guang Niu/Getty Images)

女児死亡事件 中国の遺伝子編集臨床試験の参入基準が異常に低い実態を露呈

6歳の女児が、実験的な遺伝子編集治療を受けた後に死亡した。業界関係者によると、中国ではこうした試験を実施するための基準が異常なほど低く、研究型病院の承認さえ得れば、研究者はこのような議論を呼ぶ臨床試験を進めることができる。

さらに科学者からは、この事件が中国の臨床試験における「リスク評価、透明性、組織的監督の重大な欠陥」を露呈したとの指摘も出ている。

国際的に権威のある学術誌「サイエンス(Science)」と論文撤回を監視する団体「リトラクション・ウォッチ(Retraction Watch)」が7月23日に共同発表した調査によると、2025年、上海交通大学付属新華医院で、神経発達に関係する遺伝子変異の修正を目的とした個別化治療を受けた6歳の女児が、治療の1週間後に死亡した。

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